テクノストラクチャー物件です。
コンセプトはコンパクトにシンプルに暮らす。
あえて余計な広さを作らず、必要最低限の+αの空間にしました。
それには理由があります。
設計者山本里美は、初めて経験した大震災が「阪神淡路大震災」でした。
私の住む愛知県もかなりの揺れを感じました。
そして徐々に明らかになっていった神戸の街。
ショックでした。その年の4月に電車の車窓から見た神戸の景色に言葉を失いました。
そしてこの地震では沢山の命が失われました。
その中で目についたのが家具の倒壊による「圧迫死」です。
早朝だったのでまだ寝ている人も多かったでしょう。
倒れたタンスなどに挟まれる人が大変多かったと聞きました。
実はその出来事が今の私の設計のベースになっています。
極力家具を必要としない・寝る場所にはベッドとサイドテーブル以外のものは置かないような設計です。
収納と住まい空間を区別することから考えるようになりました。
「住まい」は人の命を守る場所でなくてはなりません。
命を守り、逃げ道があることが大切だと考えます。
今回春日井市西高山でやらせていただいたテクノストラクチャーの住宅は、コンパクトにシンプルに暮らすをコンセプトに設計しました。
必要最低限の家具だけあればいい。
その中に主婦導線もしっかり計画、リビングスタディにも使えるカウンターデスク、色々な使い方ができる4.5帖の畳スペース、各一人に1つのクローゼット、便利な土間収納・LDKには大きな収納庫、階段下にも収納庫を設置。
そしてZEH仕様。
外観・内装イメージは北欧風にオシャレな空間になりました。
毎日の生活が1番。だからコンパクトにシンプルに。
※リビングスタディカウンターデスク
お手持ちの椅子を置いていただければパソコンスペースになったり、お子様の宿題をやるスペースにもなります。正面は黒板クロスになっているのでメモ書きに使ってもOK
※玄関にもウェルカムボードかわりにもなる黒板クロス。お子様のお絵かきにも使えます。玄関にはシューズボックスと玄関土間収納があり、収納力は抜群です。
※ZEH仕様
ゼロエネルギー住宅の略のZEH仕様は、使用するエネルギーよりも作るエネルギーのほうが大きい住宅を言います。
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